間質性肺炎ホームページ

<トップページへ>

あなたは
人目の訪問者です。

 

病院の比較

幸いにも(?)2つの病院で入院する機会を得ましたので、このチャンスを生かして2つの病院の医療、看護体制、リスク管理等を外部者の立場で、比較検討してみたいと思います。なお、内部者でないので実際と異なっている点があるかも判りません、また、入院したのが1年以上前なので今は変わっているかも解りませんので、その点をご理解の上、あくまでも一患者の参考意見とご理解下さい。

私が言いたいことは、もっと病院も他の病院と交流していい点を取り入れ、顧客志向、品質・リスク管理をきっちり行うべきだと言うことです。

企業の品質管理には、ISO9000、情報リスクマネージメントについては、日本ではISMS認定、国際的にはISO17799がありますが、病院については、厚生省やISOのような公的な機関が標準を策定しないのでしょう。まあ、策定および認定機関が今問題となっているハム・ソーセイジ機構?のように構成員が医療および製薬関係者であったら何の意味もなしませんが。

比較項目 都立府中病院
(入院中の事をReferしている場合はD-2病棟、入院期間約2.5ヶ月)
奈良の病院
外来受診

初診

電話受付で受診時間決定、原則紹介状がある人しか予約できない。紹介者しか受け付けないせいか、医者1人、1時間単位の受診者数は8名程度と診療時間は比較的長い。高度医療機関(こんな言葉有りましたっけ)というこの病院と他の医療機関との位置づけが明確に行われており、これが治療のレベル維持に役立っていると思われる。

実際に病院に行ってから当日、当日すでに予約されている患者の隙を見ての受診となる。医者1人、1時間単位の受診者数は、当日は受診患者数が多いと書かれていたが再診者のみでも13名から19名と非常に多く、診療時間は4分程度と短い。高度医療機関であるこの病院(ですよね)と他の医療機関との位置づけがあまり明確ではないように見えた。また、診察室の机の周りに以前の人のレントゲン写真のフォルダなどが置かれており乱雑に見えた。

医療費支払い

ファイルを窓口に提出してから支払いまでにかかる時間は、長いときは1時間半にもなる。

×

ファイルを窓口に提出してから支払いまでにかかる時間は、比較的混雑している時間帯であったにも係わらず、約10分程度と非常にスムーズであった。

入院中
入院手続き 入院時に入院中のことを記載した冊子が渡された。奈良の病院より記載事項がおおく、良かった点は、
@看護師のメンバ一名、婦長、主任の別が記載されており、看護してもらえる人の名前が判ったので親近感が持てた。
A売店、理髪店、郵便の取り扱いなどの開店時間、取り扱いが記載されていた。
Bベッドの上の名札に、担当医に加えて担当看護師の名前が記載されていた。

基本的な必要情報は、網羅されていた。

第一印象 病棟自体は、古いが非常に清潔であった。病棟の廊下にはお茶と白湯のポット以外のものは置かれていなかった。

 

私および家族全員が言ったのは都立府中と比較して「汚い」ということだった。正確には、乱雑という言葉が正解のように思うが、
@入り口には多くのソファーベッド置かれていた。
A患者のファイルや医療器具をのせる滑車のついた台が必要以上の数(そう思える)が廊下に乱雑に置かれており廊下が通りにくい。また、廊下に棚が設置されており、その中にも洗面器等が必要以上常備されているように見える。棚にはカーテンがあり中を見えないようにできるようになっているが、カーテンが閉じられているのは見たことがない。
これらは原則廊下に置かないこと、やむえず置く必要がある場合も必要最低限のものをロック、耐震措置を行った上で置くべきだと思う。

×

災害対策 廊下になにも置かれていないので評価対象外。

NA  

棚、滑車のついた台、ロッカーに耐震処理はなされていなかった。これでは、強い地震が起きたら廊下は通れなくなり、運悪くそこを通っていた人は怪我をする可能性が高い。地震後に火事がおこったら大変である。関西に地震がないとは言えない。

×

掃除 定期的、実際には毎日、廊下と病室の掃除が行われていた。掃除は外部に委託されていた。患者にとってはいいが公立病院という面からコスト意識が低いようにも見受けられる。

廊下の掃除が行われているのは入院して2週間たつが行われているのを見たことがない。また、病室も週に1,2回か?

面会 面会時間は比較的厳格に守られていた。

14時から19時の面会時間は有名無実化しており、10時頃から面会者が多数きている。また、原則小学生以下は面会不可となっているが、子供の面会者が見られる。制限を広げても治療、看護に影響がないならそれ広げるべきだし、影響があるなら厳格に守らせるべきである。個人的には、騒いだり、走り回る子供、年齢に関係なく風邪等に罹った面会希望者はスクリーニングすべきと思う。

×

患者識別用のストラップ(手首に巻き患者と病棟名を書く) 手術、CTなど特別な検査を病棟外で行うときに付けた。ただし、手術の時以外は、ストラップの名前を見られたことはなかった。ストラップはほとんど有効に使用されていない。

入院と同時にストラップを常時付けることになるが、検査時に患者確認に使われたことはなく有効に使用されていない。有効なのは患者が病院の病棟外で倒れて意識がなくなった場合ぐらいと推量される。

×

看護体制
個々の看護師さんには非常に感謝していますが、問題はマネージメントですね。

(患者データ取得、とその利用)

データ取得の時間がほぼ決まっており、毎日朝6時の起床後〜7時の朝食までの間、昼食前の11時前後、昼過ぎの4時頃(だったように思う)の3回、体温、血圧(朝のみ?)、心拍数、SaOが測定され、その日変動がグラフ化されていた。血圧、体温などは一日の時間変動が大きいのである程度決まった時間に測定するのは有効に思えた。ただし、その取られたデータを医師が積極的に見ていたかは疑問である。

データ取得の時間は、朝、夜の2回、朝は午前中ということでランダム、夜は8時前後で比較的決まっている。測定項目は体温、心拍数、SaOの3つである。血圧は患者事に測定頻度が決まっているようで、私の場合は週2回か?測定値のグラフ化はされていなように見える。

(検査)

CT、肺機能検査等の検査は、廊下に検査項目事に引かれている線に沿って直接行った。

初めての検査時は、看護師さん同行でいった。間違いがなくていいかも解らない。まあ、よっぽど重体でない限り、廊下の線でも必要十分だとおもいますが。。。また、一日の検査項目がかかれているシートは一日の予定が解っていいと思った。

(点滴)

点滴開始時、点滴のボックスに記載されている患者の名前と薬剤名を見せて患者自身の点滴であることの確認が行われていた。なお、担当医から事前に薬剤については薬効、副作用も含めて説明があった。

個人的に、一番不安なのは記載された薬剤が正確な量入れられているか、このチェックはどうなっているんだろう。「まさか、看護師が1人でチェック体制がないまま調剤が行われているんじゃないだろうな」と言う不安が残る。

点滴開始時に、患者に対する名前、薬剤の確認なし。「はい、次の点滴ですよ」と言う感じである。

個人的に、一番不安なのは、担当医から指示のあった薬剤が正確な量入れられているか。このチェックはどうなっているんだろう。「まさか、看護師が1人でチェック体制がないまま入れているんじゃないだろうな」と言う不安が残る。

×

(薬)

薬は、一週間分を一度に渡され自分で指示に従って飲む形である。薬ぐらいは自分で飲めるので、こちらの方が私は性にあっている。

医者から薬効、副作用などの説明があり、病棟担当の薬剤師が定期的に回っており、質問しやすい体制になっている。ただし、薬局でやっているような書面による薬効、副作用を説明した文書はわたされない。

薬は、飲むとき毎に看護師さんが一式持ってきていただける形式である。ただし、人数が多いため、時々食後30分ぐらいの指定のものが1時間後ぐらいになる場合がある。

医者からの薬に対する説明は比較的少ない、特に飲んでいる時にどのような症状がでると危ないのかの説明ぐらいは有るべきだと思う。
こちらでも、薬局でやっているような書面による薬効、副作用を説明した文書はわたされない。

(聴診器の使用)

患者の体調データ取得時に看護師さんが患者の胸に聴診器を当てていた、呼吸器科の患者の状態を見ると言う点では非常にいい習慣だと思う。

聴診器はほとんどの当てない。

×

(夜間の見回り)

就寝後、約2時間ぐらいの単位で患者全員の状態確認が行われていた。

同左

(看護師の数)

患者44名程度に対して、看護師23名程度だったように記憶している。

看護師のメンバー一覧がないため情報がない。

NA

(フィードバック)

病院の廊下に、目安箱がおいてあり婦長宛に意見が書けるようになっている。また、退院時に病院のQOSに問題がなかったかのアンケートがあった。

先のようなシステムはインプリされていない。

 

リスク管理
 
個人的判断で、これはちょっとと思ったことを書きました。言わずもがなと思いますが、一番重要なのは
@お客である患者の意見を医者、看護師およびそれ以外の人(直接いえないことがある)から吸い上げる体制が整っていること、および発生した問題が正確に病棟の医者、師長およびリスク管理部門に報告されること
A上記情報がリスク管理を主管する部門で対処措置が検討されること
B決定された上記措置が、各病棟で正確に実行されているか定期的にモニタすること
Cモニタした結果、作成された規則、手順、措置に問題がないか再検討され、必要時修正されること
だと思います。また、リスクが有った場合、当該の患者に謝るだけでなく、今後、どのような措置により再発防止が担保されることになったかの説明が患者に対しても必要だと思います。
実際にリスク管理が甘いと思った事項 2.5ヶ月の入院中特になし。 週末外出の直後の月曜日に気管支鏡検査が入っていたが、朝食後絶飲食の説明がなかったので、心配になり日曜日にこちらから病院に確認した。朝、10時頃いっぱい朝食を取っていた場合はどうするんだろう。
また、気管支鏡検査の日、一日の検査項目が書かれたシートに「絶食」と記載されていた。こちらから確認して「絶飲食」と書き改められたが、非常に危険である。

ベッドから離れて戻ってきたら、机の上に薬の錠剤が無造作に置かれていた。初めての薬は、該当の患者に説明して手渡しすべきだと思うが。。

私ではないが、血液検査の標本が採血を行ったところに半日以上置き去りになっていたことがあった。患者に対しては平謝りだったが。。。その対処は??

医療体制

(担当医)

2日おきぐらいに聴診、新しい検査結果が出たときには、

ほぼ毎日、これまでに解った事項、今後の治療予定、患者の体調の確認等が行われる。ただし、必要ないからなのかも解らないが、聴診器を当てたり、触診したりする回数は少ない。

 
inserted by FC2 system